2013/08/31

【製図】初受験生のご相談。その5

Nさんのメールに赤字でカエルがコメンしています。

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5.製図対策で、何がイチバン大変ですかのつづき

仕事では、
・所要室を書き出し(各室必要面積も一緒に)
・各室の関係図を書き(頭整理する為に廊下でつなぐかリビングを介してつなぐかというところまで図示)
・敷地の周辺環境を頭に浮かべながら敷地図(1/100)にぐりぐりゾーニング
・コンセプトから空間イメージしながら、整理した関係図から空間のつながりを考えていく
・手書きのエスキス完了(平面、立面、断面)

このあと、
・CADで図面作成
・全体的にみるとおかしいなーとか色々出てきたりするので、しっくりこないところはCADで検討
といった具合です。

実務での「エスキス→CAD→紙に出力」を
試験での「コマプラン→1/4001/200に清書」と考えてみてはどうでしょう?

ウラ指導のエスキス手順と重なるところもあると思うのですが、その手順に自分の今までのやり方をどのようにどこまで反映させればいいのかわかりません。エスキス手順のセオリーは頭では理解出来ますし、効率的だな、とも思うのです。ただ、
・敷地の周辺環境を頭に浮かべながら敷地図(1/100)にぐりぐりゾーニング
このとき、すでに必要なボリュームを考慮しつつ検討している。このいつもの習慣のせいか、課題エスキスのときの、とりあえずのゾーニングパターン出し→階フリ行う→周辺環境意識しつつコマプランを検討すると、行き詰る→パターン出しムシしてまたここで一から検討してみたり。。。
といった状況になりがちです。

「迷ったら、戻る」をしてください。そのうち試験規模の建物の考え方に慣れてきます。(自分で身につける、手順を「血となり肉とする」しかないです。学科と一緒です)


今まで感覚的に計画してきたので、どこまで自分の感覚を優先させればいいのか、よく分からずにいます。

設計とは、
・条件整理をして数字的根拠のもとプランを練り上げること
・単純な(シンプル、明快な)ものほど伝わりやすい
(長くなりそうなので別記事にします)

無理やり型にはめようとすると、実に気持ちの悪いプランになったりします。結局、時間内に仕上げようと強引にプランすると、自分でも計画力ないな、、と落胆する図面が出来上がります。

『試験的にオッケー』なレベルでいいです。『試験的にオッケー』なレベル「が」いいです。6時間半で仕上げるレベルを目指してください。実務目線の質かどうか考えると、実務設計では施主に出せないレベル、というのは重々承知の上で。

朝、検討&図面依頼が来て、夕方何かしら資料を提示しなければならない状況、と考えるといいですよ、とアドバイスもらいました。(ペンギンさんだったかな?)




がんばれNさん!!応援しています!!

【製図】初受験生のご相談。その4

その1その2その3の続き。
Nさんのメールに赤字でカエルがコメンしています。

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5.製図対策で、何がイチバン大変ですか
博士のDVDの手順で行っているのですが、外壁・窓 内壁建具で異様に時間がかかります。作図中に手が何度もとまります。こうしたらどうか、ああしたほうがいいかも、となにかと考えています。
仕事で1/100エスキスを手書きで行い、ある程度プランをおこして細かくはCADで整合性をとってきた(収まりわるいところとか)ので、その癖が災いしているのだと思います。CADだと反転させてみたり、試しにかいてすぐ消せたりなので、それが出来ない手描きにあたふたしているのだとおもいます。

私もおなじくCAD世代。
手書きでCtrl+Zがなんで使えないんだ!ってもだえました(笑)

縦線ばーっ、横線ばーって書く手書きのセオリーは頭がこんがらがってしまうため、早々に捨てました。平面、梁伏図で、外壁&コア終了後、断面図を仕上げ、1階、2階、梁伏せ、と図面ごとに順番に書いていきました。(トイレ、植栽除く)。

屋外の出入口はエスキス段階で決め、屋内の建具の位置は室の中央、と試験対策ルールを決め、定規で壁を一気に書き上げたあとテンプレート+消しゴムで壁を消し、建具を書いていました。CAD風の作図です。

ちなみにですが。
○○学校は激安で、だから余計にぐらついておりました。ただ、製図大会だと思えばいいのかもしれません。(注:カエルが「資格学校は週1回の製図大会だ」と言ったため)
けれど、図面を仕上げるのに時間がかかるので、しかも課題は何回も解けというペンギンさんのお言葉が頭に響き、結局ウラ指導課題とどっちつかずな日々でした。(あれもこれもですべてが中途半端な状態です)

併用の場合は、どちらに重点を置くかを決めていかないと、情報と作業におぼれてしまいます。

私はもちろんウラ指導。そしてウラ指導は各課題、時間的に1回しか解けませんでした。その代わり、他の受験生、特に「ランク1中」図面を研究したり、模範解答例のチビコマ化をし、合格プランと何が違うのか、どうすれば合格プランにたどりつけるのか、検証していました。


当日の課題図面がその日中に描きあげられないのが平日にしわ寄せです。学校の課題の図面を描きあげることにこだわらず、模範的な解答を自分のエスキスに反映させて検証する程度にしてみます。

学校を最大限に活用すべく、「宿題として残さない!6時間半で書ききる!」と、あきらめないでください。あきらめなければ、6時間半で終わります。そういう試験ですし、課題も6時間半で終わる難易度で作成されているはずです。(○○学校・・・はわかりませんが、少なくともウラ指導も私が通った□学校もそうでした)


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その5へ続く。

【製図】初受験生のご相談。その3

その1その2の続き。
Nさんのメールに赤字でカエルがコメントしています。

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3.資格学校はどこですか?また、ウラ指導講習会に参加されましたか?
○○学校に通っています。ウラ指導講習会には参加しました。(東京です。声をかけたかったのですが、きっかけつかめず。。後悔の嵐です)

ウラ指導の講習会に出られてない場合、なかなか私の言っていることがわかりづらいと思うので伺いました。講習会では顔見知りの受験生以外ひとりも声かからず、ちょっとへこみました(-_-)学科講習で見たことある人には私から声をかけに行っちゃいました。


4.設計は住宅、インテリア、3000㎡以上の経験があるか、などどのような業務でしょうか?
住宅の意匠設計です。店舗内装の経験も一応あります。大規模はありません。

製図試験で求められるのは、2000㎡~3000㎡弱の建物です。

私も住宅設計をしていた時期があります。規模の大きいものも経験したいと会社を変えた時に感じたのは、「住宅やインテリアは1/1で設計するけれど、規模が大きくなると設計の仕方を変えなければならない。住宅が細かな寸法の積み上げで設計する、ならば、規模が大きいものは『大枠から設計』だ」と。

試験が4×6コマ⇒24コマ×2層=48コマなのに対し、住宅の規模は1×2層=2コマです。考える規模が違う、ということを意識して製図対策してください。


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その4へ続く。

【製図】初受験生のご相談。その2

その1の続き。
Nさんのメールに赤字でカエルがコメントしています。


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2.エスキスのどこがしっくりこないか教えてください。
まず、プログラム図まで描き、APのパターン出しまでなんとかいきます。
が、ゾーニングからもはや考えています。思考ではなく作業だ!と言い聞かせてやるとボリュームが分からないせいか、おろそかにし、コマプランで結局一から考え直している節があります。

慣れるまで、考えてしまうと思います。特に、実務で住宅をされていることから、考えながらAPZしてしまうんだと思います。住宅の規模ですと、敷地に余裕がなく、また、施主要求も強いため、はじめからシビアに検討せざるを得ない。また、同時に考えても、頭で整理できる建物規模&用途だと思います。

私は慣れるまでAPZを分けていました。(ウラ講習で慣れないうちは分けましょう、とペンギンさんアドバイス)

コマプランや階振りで「あわないな、うまくいかないな」と思ったら、もう一度パタン出しに戻っていました。ウラ指導式のエスキスの良いところは「前工程に戻れるところ」です。戻って軌道修正して、「こっちの方がいいな」と確認してから進めます。


階振りをするにあたり
(ターゲットコマ+吹抜け等のコマ)-24コマ(1F)=2Fコマ目安を出し、階振りして2Fコマを微調整するのですが、廊下係数?1.4くらいになるときは、適宜の面積を増やせばいいや、とコマプランにすすむと結局余分なスペースできたり、逆に廊下係数1.2くらいでも収まらなかったりします。

ブログで紹介した第一課題では、廊下係数1.4(共用便所含む)。『ダブついた印象です』(苦笑)

でも、条件違反なければプランはランク1中。つまり、ウラ指導が推奨する、目指すべき合格レベル図面です。面積超えてなければ、オッケーです。今年の課題なら、「交流ラウンジ」とか「倉庫」とか勝手に作って余分なスペースっぽく見せなければいいのです。

ちなみに私は最終的には1.251.3(共用便所含む)あたりで階振りしていました。慣れるまでは1.4ぐらいの、ウツワが大きい方がまとめやすいです。

そのうち、ウラ指導課題でギッチギチでないとおさまらない課題(廊下係数1.25程度)が出ると思います。その頃には試験的プランニングに慣れているので1.25でもいけます。


それでもなんとかコマプランつくり、1/400エスキスおこし、いざ製図!となると、詳細になる分、収まり悪いところが出てきてうだうだ考えているうちに時間が過ぎていく、というような状況です。

1/400エスキス段階で迷いそうなところはつぶしておきましょう。PSEPS等も書き込んでました。(その1の平面図参照1/200では清書するのみ、です。


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【製図】初受験生のご相談。その1

カエル理論で今年学科通過されたNさんから、製図対策についてご相談いただきました。内容は、ブログで書こうと思っていたものとかぶる部分があります。早く記事UPできればいいのですが、なかなか時間とれず・・・おそらく他の受験生も同じような悩みを抱えていると思いますので、Nさん了承のもと、記事にします。

住宅設計をされているNさん。今年が製図初受験、ウラ指導と資格学校を併用されています。アドバイスをするうえで、Nさんに5つの質問をしました。

1.現在のトータル時間配分を教えてください。
2.エスキスのどこがしっくりこないか教えてください。
3.資格学校はどこですか?また、ウラ指導講習会に参加されましたか?
4.設計は住宅、インテリア、3000㎡以上の経験があるか、などどのような業務でしょうか?
5.製図対策で、何がイチバン大変ですか?

Nさんのメールに赤字でカエルがコメントしています。

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1.現在のトータル時間配分を教えてください。
一般的に、資格学校などで推奨している時間配分は
エスキス   2時間
要点     1時間
作図     3時間
見直し    30分

カエルの時間配分は
エスキス 2.5~3時間(チェック含む)
要点     1時間 (チェック含む)
作図   2.5時間 (チェック含む)
見直し    15分 (エスキス3時間の時なし)
休憩     15分 (エスキス3時間の時なし)
※エスキス3.5時間となった場合、見直し&休憩なしのギリギリ滑り込みセーフの組み立て

目標としている時間配分は、カエルさんと同じです。
この土曜日に学校で行った際下記のとおりです。
 ・エスキス3h
 ・要点1h
 ・作図3.5h弱で内壁書きこんで授業終了
 →もはやチェックの時間なし 

結局エスキス未完成で見切り発車なのか、作図中に考えており、またエスキスに戻り4時間経っても内壁書き終えたところで終了でした。(ちなみに、博士のDVDは購入しています)

エスキス未完成のまま作図に移ると結局時間をロスしてしまいます。ウラ講習(又は去年のユープラ)で話しましたが、私はエスキスをしっかり固めて、断面、慣れるまでは梁伏せもエスキス用紙にカラーで書き込んでから一気に作図でした。


ちなみにカエルは筆圧が強いため、シャーペンで書くと要点、作図まで腕がもたないため、エスキースはフリクション(0.5青)を使っていました。シャーペンで書いても消しゴムで消すことはないので。ペンなら腕が疲れません。

壁かガラスかわかるように蛍光ペンで色分け。このときの課題は読書テラスか何か要求されたため、緑で塗ってます。小さい緑は植栽範囲。
断面の大梁Gと基礎梁、高さ関係記入。小梁を切る場合は小梁も入れていました。(この案は小梁切ってない)※ホントはホールに小梁出てくるけどこのとき(9月上旬)は小梁の掛け方わかってなかった
蛍光ペンでざっくりC2とする柱、G,B1,吹抜け書いてました。エスキス用紙にかぎりがあるため、断面ゾーニングの上に書いちゃってます。(資:資料館、ホール、か:管理、と:図書)

その2へ続く。

2013/08/29

【製図】初受験合格者の声 tsukkyさん(京都府)

ウラ指導、独学にてH24製図初受験合格者のtsukkyさんから、製図対策についてメールいただきました。(ウラ指導初受験合格者一覧はコチラ

tsukkyさんは製図試験オツカレサマ会でお会いした、京都在住のめっちゃおもろい人です。するどくあたたかいツッコミはさすが関西人!!

ペンギンさんのブログでもそのお人柄が紹介されています。(ちなみにKはカエルです)

今年(H25)の100名講習会でペンギンさんが
「京都の受験生で集まって、自主的に模試を開催した方がいました」
というのはtsukkyさんのことです!

では、tsukkyさんの合格体験記をご紹介します。合格へのコツやヒントがいっぱいです。

↓↓↓↓↓↓↓↓↓

ウラ指導で良かったのはフォーラム形式だと思います。
ウラ指導では課題を提出して、フォーラムの議論が始まって、数日後に答案の添削が返ってくるという流れです。まず問題を解いてすぐ疑問点をフォーラムに投げかける事ができ、他の受講生ともああでもない、と議論をすることができます。そんなこんなで問題に対する理解が深まってきたころに添削が返ってきて、なるほどなと思えたり、さらに疑問に思うことがあったりして、またフォーラムに疑問をぶつける事になります。

一つの課題に対して長期間考えることになるのはとても役に立ったと思います。
質問するためには自分のプランを文章で説明し、考え方も文章にしないといけないので頭の整理にもつながりました。


フォーラムでの質問に対する講師の方の回答はとても信頼度の高いものになります。
というのも回答が文章になり、公開されるため、ごまかしがきかないためです。実際に添削の内容が修正されるといったことも起こっていました。予備校などでは添削の講評も質問も、その場限りになってしまうため1人の講師の見解にすぎない場合なども多いのではないかと思います。

ウラ指導のシステムでは、自分の疑問に対して、ウラ指導が組織を挙げて分析・検討した結果を受け取ることができるのでかなりレベルの高い指導を受けられると思います。しかもそれを他の受験生と共有できるのでその蓄積はかなりのものだと思います。私は大事だと思った議論はすべてプリントし読み返していました。


添削の良さは自分の弱点に集中して対策することができる点にもあります。
一例をあげますと、僕ははじめのころ、吹抜けがあると、2階の面積に参入するのを忘れて面積割がうまくいかなかったり、コア廻りの設計に苦労したりしていました。ですのでウラ指導の課題に「吹き抜けを設ける」などと条件を加えて解き直してみたりもしました。


添削だと提出しなくなってしまう恐れがあったのでスケジュールをたてて、それはなんとか守るようにしました。
スケジュールを書き込んだカレンダー(手描き)に作図にかかった時間なども書き込んでいくようにしました。
時間は最後までなかなか苦労したのですが、細かく時間配分を設定しました。課題を解いた後の反省で、どの項目でどれだけ遅れたかなどを記録し、どうすればよかったかなどをリストアップしました。最後にはどの課題でどんなミスをしたかが見直せるようにしました。
 

ウラ指導のほかの受験対策
エスキス対策として学科製図.comの本を参考に読みました。日建学院の本の設備の部分が分かりやすかったので何回か立ち読みしました
  

作図方法
作図方法は最終的に外壁線まで定規で線引き、間仕切りはフリーハンドという方法にしました。長い線は圧倒的に定規が速く、こまごましたところはフリーハンドのほうが描きやすいからです。
シャープペンは0.7の2Bと0.4の3Bを使ってメリハリが出るようにしました。


模試について
大阪府建築士会の模試を受けましたが、これはいろんな問題があるなあということを知ったのと、何がでても慌てないように、ということを学んだぐらいです。

あとはフォーラムで呼びかけをして、関西組で模試をやったのですが、これはとても役に立ったし面白かったです。もっと早い時期からいっぱいやればよかったと思いました。


試験の解き方
試験の解き方としては、早目に計画の要点のところを読んで、出題者は何を応えてほしいのかなというのを考えるようにしました。それを考える事でプランの方向性を検討する材料になりますし、「説明できるプラン」をつくることにもつながります。

 
まとめ
まあ、ペンギンさんも言ってますがやっぱり楽しむことは大事かなと思います。普段はこんなに多くの基本設計をする機会もないので、それ自身楽しむことができましたし、実例めぐりも楽しかったです。そういう意味ではフォーラムで試験に関係なくても面白そうな空間を見つけて褒め合ったりするのも面白そうだな、と思いました。

2013/08/08

【製図】これぞ「製図のウラ指導」品質

私は運が良かった。

ウラ指導第一課題の添削がすごくよかった。ウラ指導の添削講師は何人かいるけれど、一番はじめにこの方に見てもらえてとてもラッキーだった。

カエルのやってることを、いい意味で見透かしていて、愛情のこもったコメントもらって「ウラ指導で行こう」と、このとき決心できました。がぜんヤル気が出ました。

講師によるとも思いますが、学校ではここまで熱意や誠意のある添削はありませんでした。(っていうか、図面が2~3週間後にしかかえってこなかった。ありえん。しかもしょぼい添削内容。添削はウラ指導!とジャッジ)
しかも、受験生全員の計画案と添削を見ることができます。すべて目を通すには枚数が多いので、カエルはランク1図面のみ印刷してチェックしていました。
(ウラ指導のおうじさんに枚数が多すぎる!と相談したら、ランク1図面だけ目を通しては?とアドバイスもらいました)

ウラ指導の添削をぜひ、受けてみてください。


さて、2012年ウラ指導通信添削第1課題。
当然ランク1だろうと思って添削返却図面を見ると、まさかのランク4!!
いま見直すと、つっこみどころ満載な図面なのですが、第1課題提出当時、自信満々で図面を送りました。その後も評価はランク1かランク4(ストライクかガーター)というシロクロはっきりな評価でした。※ウラ指導、2012年のランク4なので本試験評価の未完成図面ランクⅣではないです。

なぜ、ランク4をもらったのに燃えたのか?
それは、コメントに愛があふれていたからです。

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「1階指定です。あまりに惜しい!」
うわぁ~、気を利かせて求められてもいない「映写室」作ったらコレか!!映画鑑賞会や読み聞かせ会などに利用する、と課題文にあったから。そんなよけいなもの不要です。
あまりに惜しい、カエルもそう思う(涙)

「手を抜き過ぎです。論理的に間違いではありませんがダメ!」
なんで手抜いたってバレたんだろう・・・。はじめOKって評価で追加のダメだし。むしろ見抜いた能力に脱帽です。精進します。ここまで見てくれるんだ!

「構造・設備はありきたりで十分。計画で頑張る!と割り切ると楽になります」
なるほど、なるほど。構造設備でムリして“人より抜きんでた”ことをかかなくてもいいんだ。仕事でコンペやプロポしていると、ほかの案より優れたことを書く!と考えがちだけれど、そうでなくっていいんだ。ありきたりで十分、ね。よしよし。楽になりました!!

「ちと強引ですが・・・」
はずかしくってブログ記事にするのやめようかと思いました・・・。
計画での頑張りどころの方向性がまちがってる。失礼しました。
→のちの課題で軌道修正。


学校や独学で課題を解いた際、「試験のしくみ」に気づけるかどうかがとても重要に思います。
課題をやりっぱなしにせず、指摘された内容は2度と繰り返さないよう、身につけてください。

2013/08/07

【製図】ストレート合格への目標到達点を設定

前置き、はおいといて、スケジュール帳に課題カリキュラムの記入を終え、試験までの大まかな時間を浮き彫りにできたと思います。初受験の方むけに、合格までのおおまかな目標到達点をお伝えします。

目標到達点の設定

1.計画の要点は8/18までに書けるようにしましょう。
2.エスキス手順は8/25までに確立しましょう。
3.作図は9/1までに3時間をきりましょう。
4.9/1には課題を6時間半で解ききるよう仕上げましょう。
5.9月中旬~下旬には、「落としどころ」を見極めましょう。
6.10月上旬には何を出されてもかかってこい!の状態にしましょう。

製図は学科のようにひとつひとつ取り組んでいる時間がありません。すべてを同時並行で進め、目標到達時期を見据えて力をつけていくしかないです。
おおよそ、このスケジュールにのれば、2ヵ月半で合格レベルまで仕上げられると思います。


到達点に行くためにやるべきこと


プランニング
・課題「大学のセミナーハウス」を理解すべく、実例図面を見る、実例見学をする。
コア(階段・EV)や諸室の必要面積を把握し、使えるようにしておく
プログラム、ゾーニングの理解
読み落としのない課題文の整理手順を確立
・自分のエスキス手順を身につける
試験規模の建物の設計手法の確立
王道プランを見極める

作図
作図スピードをあげる
・自分の作図手順を身につける
・作図もれのないチェック手順を確立させる

計画の要点
・計画、構造、設備の知識をまとめておく
1時間内で躊躇なく内容をまとめ、書きあげられるようパターン化する
わかりやすい文章、読みやすい文章を書く
・予想外の出題にも動じない精神力を身につける


製図試験は「求められているもの」に対して「きちんと答える」ことが出来ればストレート合格できます。

詳細は今後、記事にしていきます。



【製図】前置き

はじめに断っておきますが、カエル式の製図対策がストレート合格への唯一の方法ではありません。数ある1例に過ぎません。

padmateaさんとこ読んでると、合格へのアプローチの違いにいつもびっくりしてます!お互いに(笑)
※上記リンク、padmateaさんから『初受験生で、ウラ指導のみで、来週の課題発表まで、何をしなきゃなのかがわからない人向け』とコメントもらいました。(2013/8/7追記)


製図対策を合格者に聞けば聞くだけ、十人十色。
資格学校のみでもストレート合格した人はいるし、
資格学校に重点を置き、+ウラ模試・ウラ講習で合格された人もいます。
ウラ指導のみでストレート合格した人や、
資格学校+ウラ指導+海豆DVDのフルセットでストレート合格した我々もいます。

単なる手段にすぎないと思います。

アプローチ方法は無限にあるけど、結果はみな同じ。合格者と話をすると手段は違えど、みんなそれぞれ自分に合ったやり方で合格へとたどり着いています。

自分の信じた道を、軌道修正しつつ、必ず目標に到達するまで飛び続けてください。

2013/08/06

【製図】洗礼を受ける~スケジュール管理

padmateaさん、とばしてますね。さすがS嬢です。


初受験の方は、課題「大学のセミナーハウス」って言われても、さっぱりなんだか・・・。だと思います。特に今年の課題は想像しづらい。総合資格日建学院のHPでざっくり課題の解説があったので、チラッと見ておくといいと思います。(もう見てるかな?)



さて。

資格学校にはじめて行った学校組のみなさん。洗礼を受けたと思います。カエルもそうでした。びびりまくりでした。そして、

一気に製図モードに切り替わったと思います。

(独学の方、学校組はすでに製図モード全開ですよ!!)

カエルが通ってた□学校では、まず線引きの練習と前年度のトレースでした。
(padさんの△学校ではしょっぱなから課題らしい)
こっちが「太線はこのくらいでいーのか?」とか「階段は○段必要だと思うけど足りてなくね?」って講師にわーわー言ってる間に、角番・角々番生たちは、さっさとトレース終わらせて席を立つ。見ると図面がもうできてる!!

やばい。この人たちと勝負できるとこまで仕上げなければ。

そして、製図がすごくきれいな経験者でも、製図に受からない人がいる。トータルで底上げしないと2ヶ月で線はうまく引けるようになるだけで合格できないぞ、と思いました。

製図こそ時間管理


まずは、試験日までのスケジュールを組みましょう。併用組は特にスケジュール管理必須です。独学組は資格学校のスケジュールをちらっとのぞいて見ましょう。学校のサイトで見られます。

学校の課題や宿題をこなしつつ、ウラ指導課題・講習会ほか、自分でおさえておきたいこと、実例見学などを考えるとこの日にこれをやらなければ、と必然的にスケジュールが埋まると思います。そこに仕事が入ってくる。

スケジュールを常に見直しつつ、製図対策を進めていました。ちなみに、手帳のスケジュールでは1ヶ月しか見えないため、エクセルで作って手帳に貼り付けてました。オッサンに見せたら、マメだな~って言われたやつです。

2013バージョンつくりました。PDF版はこちらエクセルはこちら
※エクセルはダウンロードして使ってください。WEB閲覧だとレイアウトがおかしく見えてますがダウンロードすれば大丈夫です。ファイル→ダウンロード(もしくはCtrl+S)です。